愛の村の特徴

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スピリチュアルケア(霊的ケア)の取り組み

年齢を重ねることで病気や障がいなどにより入所せざるを得ず、ご自宅で過ごせない辛さや将来に対する不安などが、その人の心と身体に大きな影響をおよぼすことがあります。人によっては自己存在の意味や人生を問い直したり、すべてのことを投げ出したくなることもあります。そのような精神的苦痛を超える深い苦痛はスピリチュアルペイン(霊的痛み、たましいの痛み)と表現され、それに対するケアをスピリチュアルケア(霊的ケア、たましいのケア)と言います。愛の村では身体的ケアだけでなく、このスピリチュアルケア(霊的ケア)もなされています。

チャプレンの働きと聖書クラブについて

愛の村では、生活の場である特養施設に入所される御利用者様一人ひとりの人生に深い敬意を払い、その方の人格を尊重し、人間としての尊厳をしっかりと守りつつ、魂の平安と霊的な癒し(スピリチュアルケア)のために、専任のチャプレン(施設付牧師)を配置して、常時、御利用者の心の声に耳を傾け、祈りと御言葉と賛美によって霊的ケアを実施しています。

施設開所以来、毎週一回、水曜日の午後約一時間、希望する御利用者様がホールに集い、超教派の牧師先生の司式で、主に礼拝と賛美を捧げ、いのちの糧、霊の糧である聖書の御言葉の学びを行っています。

又、毎週木曜日の朝30分間、「朝の集い」も行っています。

この礼拝と聖書の学びの目的は、神の御言葉を心に豊かに蓄えることによって、神様しか与えることのできない、真の平安と慰めと感謝と喜びが御利用者様一人ひとり満ち溢れるためです。御言葉即ち神の愛の言葉を礼拝で聴くこと、それは聴いた人の霊性を高め、憐れみと愛の心に満ち溢れた人格へと造り変えていきます。

御利用者様が人生の最終ステージにおいて、生かされていることの御恩寵を神様に感謝し、「夕暮れ時に、光がある。」(ゼカリヤ14:7)との御言葉のとおり、愛なる神様の御言葉を深く魂に刻みつけ、人生の様々な苦しみから解き放たれて、光なる神様の永遠の御国の希望へと導かれ、残された地上での歩みを主とともに生きることを願っています。

私たちは、御利用者様の魂に深い配慮をもって、その方々の語る言葉に傾聴し、
「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」(ロ―マ12:15)
の御言葉の実践によって、主の御心にかなう奉仕と愛の業を行い、いつも主の御臨在の中にあって、神の栄光を現わしていくことが願いです。この聖書クラブ及び随時実施している礼拝での御言葉の学びと賛美によって、御利用者様一人ひとりが人生の目的を知り、真の生きがいに目覚め、霊的に覚醒し、いつも聖霊に満たされて、感謝と喜びが心に満ち溢れ、どのような苦難や病の中にあっても、全知全能なる唯一の主なる神、イエス・キリストに絶えず祈りを捧げていく信仰が与えられ、魂が救われて永遠のいのちにあずかるものとさせていただくこと、そのことに聖書クラブの真の意義があります。

  • 『平成30年度ZEB実証事業』について

    社会福祉法人 琉球キリスト教奉仕団 愛の村は『平成30年度ZEB実証事業』に採択されました。

    『ZEB実証事業』とは、建物全体で消費するエネルギーがネット(実質的)でゼロとなる建築物を目指す事業です。

    『ZEB実証事業』については、一般社団法人環境共創イニシアチブのホームページをご覧ください。